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神職がまとめ上げた八幡様の歴史本
『富岡八幡宮の御創建と深川八幡祭り』

富岡八幡宮の権禰宜・松木伸也さん(46)が、今年3月に『富岡八幡宮の御創建と深川八幡祭り』を発行した。様々な文献史料に基づき、寛永4年(1627)に創建した経緯を明らかにするとともに、江戸三大祭りの一つにも数えられる深川八幡祭りの歴史についても丁寧にまとめている。

富岡八幡宮権禰宜の松木伸也さん

松木さんは同神社に奉職して22年。教化と広報役を担いながら、散逸した史料を少しずつ集め、これまで『富岡八幡宮の御祭神と深川八幡祭り』『富岡八幡宮と江戸勧進相撲』など3冊の書籍を出版している。

「10年前にも深川八幡祭りの歴史を執筆しましたが、今回はさらに史料を充実させました。明治以降のお祭りには不明な点が多かったのですが、時代とともに史料のデータベース化が進み、新たに明らかになったこともあります」。

同神社は5年後に創建400年を控え、八幡様の資料集として役立ててほしいと話している。1冊1,700円、神社授与所で頒布する。【富岡八幡宮公式サイト


※この記事はタウン誌「深川」266号に掲載したものです。