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写真家・大西みつぐさんの原点「70年代の下町を撮った写真集」。出版を記念した展示もあり6/26(木)〜7/13(日)

写真家の大西みつぐさんが写真集『町の灯りを恋ふる頃 WONDERLAND 1970s』を6月に刊行。1970年代に撮影した、写真家としての原点ともいえる下町の風景を収めた一冊で、モノクロスナップ62点を収録している。限定500冊。キンカンパブリッシングより発行、価格は5,720円。

1952年深川高橋に生まれ、後に北砂に引っ越した大西さんは、写真学校に入学して本格的に写真を学び、浅草を起点に下町を歩きまわり、20代の頃からスナップ写真を撮り続けていた。当時は今ほど人物撮影に気を遣うこともなく、町に残る昭和の息遣いや歳時記をストレートに表現していたという。

1980年代には、これらをまとめた個展「横丁曲がればワンダーランド」を新宿ニコンサロンで開催している。

「いわば私の原点。下町の情感が色濃く街角に反映していた時代のスナップショットを昭和100年、戦後80年の今年に形として残していくことに意義を感じています」と大西さん。

巻末には長年ともに取材旅行を重ねてきた川本三郎さんによる寄稿も収録されている。

出版を記念した展示も、6月26日(木)〜7月13日(日)に荒川区東尾久にある「OGU MAG」で開催。木曜〜日曜日の13時〜19時オープンする。【OGU MAG公式サイト

【問】080-5523-6604

糸かがり上製本/モノクロ印刷/182×252mm/80p

キンカンパブリッシングのオンラインストアで購入できます


※この記事はタウン誌「深川」284号に掲載したものです。