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「深川公園ありがとう150年!」地元まちづくり団体が記念イベント。10/1〜

関東大震災や戦災などを乗り越え、周辺の人々の憩いの場として親しまれてきた深川公園が、今年開園150年を迎えた。これを記念して地元の町会・商店会・区民などが中心となって結成した民間団体「深川門前仲町景観まちづくりの会」(向井眞幸会長)が、記念イベントを開催することになった。

開園150年を迎えた深川公園

10月1日(日)〜11月27日(日)に深川公園・富岡八幡宮・深川不動堂にちなんだクイズラリーを開催する他、11月11日(土)は富岡区民館で深川公園の歴史をテーマにした講演会(無料・定員100人)や関係者による植樹祭も行なわれる。

同会の事務局長で講演会の講師役でもある龍澤潤さん(50)は「このイベントが深川公園の長い歴史を見直すきっかけになればうれしい」と話している。

深川公園は明治6年(1873)、浅草公園(浅草寺)、上野公園(寛永寺)、芝公園(増上寺)、飛鳥山公園とともに、日本初の都市公園として開園。かつては富岡八幡宮境内の一部だったが、信仰と娯楽の場として江戸屈指の人気スポットだったことから、この地が選ばれたのだという。

開園当時は公園北側を流れる油堀川から引き入れた汐入りの池や、みごとな梅園などもあり、今とは異なる和風庭園のような造りだった。また、園内には渋沢栄一が揮毫した「園女歌仙桜之碑」や日露戦争「戦没戦死者忠魂碑」といった、まちの歴史を伝える石碑なども残されている。

※クイズラリーと講演会の参加方法は「江東区報」10月1日号をご覧ください。


※この記事はタウン誌「深川」273号に掲載したものです。