江東区住吉の児童会館跡地に、区内初のこども向け複合施設「江東区こどもプラザ」が5月15日(日)にオープン。初日のオープニングイベントは絵本作家のワークショップやバルーンアートなど様々な催しが行なわれ、事前申込みで集まった親子約300人が楽しんだ。
1階〜4階の施設には、乳幼児から中高生まで、こどもの成長にあわせて活用できるスペースが充実。また、設計に地域住民の意見を取り入れ、地域の人たちが交流できるスペースも設けられている。
4階はバスケットゴールを備えたミニ体育館やドラムセットが設置された音楽室、多目的スペースではダンスや卓球などが楽しめる。
また、2階・3階は白河こども図書館が移転し「こどもプラザ図書館」として開館。3階のティーンズ向け図書コーナーには漫画もあり、座席が仕切られた学習室の他、グループ学習ができるスペースもある。2階の絵本コーナーは土足禁止エリアで、こどもが寝転がるスペースもあり、親子でのびのびと読書が楽しめる雰囲気だ。
5歳の女児と訪れた住吉在住の女性は「これまで図書館が近くになく保育園で本を借りていた。充実した図書館ができてうれしい」と喜んでいた。
絵本コーナーに隣接する乳幼児向けのプレイルームは、区内8カ所目となる「住吉子ども家庭支援センター」が運営。子育て相談や一時あずかり事業、仲間づくりなど、在宅で子育てをする家庭をサポートする。
開所式に参列した山﨑孝明江東区長は「コロナによって江東区の良さである義理と人情とお節介、このお節介がどんどん薄れてしまっている。地域の人と人との交流の場となり、お節介の拠点となるような機能を果たしてもらいたい」と期待を寄せた。
◎江東区住吉1-9-8 TEL.03-5600-3880【公式サイト】
毎月第3金曜日(休日の場合は第3木曜日)・年末年始休館
※この記事はタウン誌「深川」266号に掲載したものです。