東京マラソン2023が3月5日(日)に開催され、世界中から集まった約3万8000人のランナーが東京の街を駆け抜けた。
今年は4年ぶりにコロナ禍以前の規模で行なわれ、門前仲町周辺の沿道も大勢の観客でにぎわった。沿道の応援に規制はなかったが、ランナーがやって来ると多くの観客は声援のかわりに拍手で応援していた。
一方、ひと際にぎやかだったのは「マラソン祭り」会場の一つ富岡八幡宮前だ。「マラソン祭り」は音楽・ダンス・民俗芸能などのパフォーマンスでランナーを元気づけるイベント。コース沿道18カ所で開催された。
富岡八幡宮前ではコロナ禍以前から民俗芸能による応援が行なわれ、今年は富岡一「巴美会」のお囃子、江東区太鼓連盟の和太鼓の他、神輿総代連合会が「わっしょい、わっしょい」と、賑々しく神輿2基(木場五・三好二)を繰り出した。ランナーの中には神輿に向かって手を振ったり、神輿をバックに自撮りしたり、楽しんでいる人たちもいた。
コロナ禍で祭りが相次いで中止となるなか、深川の中で神輿が担がれたのは4年ぶり。平野一丁目で総代を務める『長寿庵蕎匠』設楽英雄さんは「どうなることかと思ったけど、意外と担げましたよ。家に帰ったらガクッと身体にくるかもね」と笑っていた。
※この記事はタウン誌「深川」271号に掲載したものです。