供養に関するトータルサービスを提供
少子高齢化に加えて、コロナ禍の影響からか、いま、従来のしきたりにこだわらない供養の多様化が進んでいる。
そんな中「それぞれの想いに寄り添いながら供養のカタチをトータルサポートしたい」と、平成19年にメモリアルスタイルを立ち上げたのが肘井哲也さん(57歳)。
その始まりは、肘井さんの父・宏司さんが昭和52年に、鹿児島の知覧茶を関東に広めたいと日本茶問屋『東香』を日本橋で創業。肘井さんは3代目として跡を継ぎ、主にお香典返しなどを扱うようになった。
「葬儀に関わっていく中で、葬儀後にお困りの方々が多いことに気づいたんです。ご遺族の目線でトータルなサービスを提供したいという思いから『東香』の関連企業としてメモリアルスタイルを立ち上げました」。
富岡八幡宮前にあるショップ&ギャラリー『想いの時』はオープンして今年で10周年。手元供養品、仏壇や位牌などの販売ほか海洋散骨、樹木葬や納骨堂の紹介から遺品整理、葬儀後の諸手続き相談までトータルに手掛けている。
「供養に正解はなく、一人ひとりのライフスタイルに合わせてご提案することが必要とされています。これからもより豊かに暮らす環境づくりや手段などを発信していきたい」と肘井さんは語っている。
また、供養や終活に関わる専門的な知識を持った人材を育成する「供養コンシェルジュ協会」も設立。終活・供養(葬儀・お墓・納骨など)に関する認定資格や検定講座を開いている。
もちろん『想いの時』には、供養コンシェルジュが常駐し、様々な問題に、きめ細かなアドバイスをしている。ショップでは、様々な香りのお線香やローソクなども販売。気軽に立ち寄ってみよう。
◎メモリアルスタイル ギャラリー&ショップ『想いの時』
江東区富岡1-24-4(2F)TEL.03-3643-1524 10:00~18:00(水曜日定休)
【公式サイト】https://omoinotoki.net
※この記事はタウン誌「深川」259号に掲載したものです。