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伊能図が完成して200年、2021年4月16日(金)~18日(日)江東区文化センターで記念イベント開催予定

伊能忠敬測量・制作、写「大日本沿海輿地全図」第100図 甲斐・駿河(甲斐・山中村・南部宿・駿河・富士山・佐野村)国立国会図書館蔵

 今年(2021年)は深川ゆかりの人・伊能忠敬が17年かけて測量・作製した日本地図『大日本沿海輿地全図』が完成してちょうど200年。これを記念して江東区文化センターで2021年4月16日(金)~18日(日)に「伊能図完成200年記念の集い」(主催・伊能図完成200年記念事業推進協議会)が開催される。

 期間中は同文化センター展示室他で「伊能図フェスティバル」(入場無料)と題し、伊能図と測量機器の展示などが行なわれる他、17日(土)は立川志の輔「伊能忠敬物語―大河への道―」(17時~19時・チケット4,000円)、18日(土)は星埜由尚さん(伊能忠敬研究会特別顧問)による記念講演会(13時半~15時・入場無料)も開かれる予定。

 『大日本沿海輿地全図』は大図214枚、中図8枚、小図3枚で構成された、日本で初めて実測によってつくられた日本地図。江戸時代後期の文政4年(1821)に完成した。

 忠敬は現在の千葉県九十九里町で生まれた。17歳のとき千葉県佐原で酒造業を営む伊能家に婿養子として迎えられ、50歳で家督を譲った後は第二の人生を歩み、深川黒江町(今の江東区門前仲町1)で暮らしながら暦学や天文学を学んだ。55歳から71歳まで全10回にわたる測量のうち8回目までは、ここ深川から旅立ち、その際は富岡八幡宮で旅の安全祈願をしたことから、20年前には境内に伊能忠敬象が建立されている。

門前仲町1丁目(葛西橋通り)にある伊能忠敬住居跡碑

江東区文化センター 江東区東陽4―11―3/チケット予約 TEL.03-3644-8111



※この情報は「タウン誌深川258号」に掲載したものです。