1月18日(木)、江東区潮見2丁目の曙北運河沿いに「潮見しぶさわ公園」がオープン。面積は約1100平方メートルで、青森県古牧温泉から里帰りした渋沢栄一の旧邸宅を、公園内から石積塀越しに見ることができる。江東区の新たな観光スポットとして今後は注目を集めそうだ。
近代日本経済の父と称され、2024年度から新一万円札の顔となる渋沢栄一は深川ゆかりの人物。1876(明治9)年から12年間、深川福住町(現永代2)に居を構え、旧深川区の区会議員や議長などもつとめた。深川エリアにはゆかりの地が点在し、深川公園には栄一が揮毫した石碑も残る。
旧渋沢邸は清水建設がJR潮見駅前に整備を進めてきた拠点「温故創新の森ノヴァーレ」に移築され、敷地内には他に技術研究所や同社の歴史資料館なども併設。公園の維持管理は清水建設が管理し、今後、植生管理・環境学習イベントを実施する予定だという。公園の一部は午後5時から午前9時まで閉鎖。区によると旧渋沢邸の一般開放の時期は未定という。
●江東区潮見1-8-13 JR京葉線「潮見駅」徒歩3分
【清水建設 温故創新の森ノヴァーレ公式サイト】
※近くには「東京イーストサイド ホテル櫂会」があるのでランチにおすすめです。
※この記事はタウン誌「深川」276号に掲載したものです。