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保護ねこサロンが門前仲町に移転。預かりボランティアも募集中!

江東区永代にあったボランティア団体・江東ねこの会の拠点『ねこの談話室』が、門前仲町2丁目のビル3階に移転。譲渡型『保護ねこサロン もんにゃか』としてリニューアルオープンした。飼い主のいないネコと触れ合える場として。また、里親探しも行なっている。土・日曜の14時~18時のみ開店。

猫じゃらしに夢中の子ネコ

ビルのオーナーは門前仲町商店街にある『みなとや』の青木毅司さん。青木さんは社会貢献活動の一環として、ネコ型のお煎餅「にゃんべい」などオリジナル商品の販売を通じて同会を支援するひとり。

「会が新しい拠点を探していると知り、たまたま店の近くに所有している貸ビルに空きがあったので声をかけました。サロンに来た人たちが、帰りに店に寄ってくれることもあり、ネコの経済活動じゃないけど良いサイクルも生まれていますね」とは青木さん。

オープン初日の7月23日(土)には20組以上が訪れ大盛況。サロン責任者の矢嶋槙子さんは「サロンでは募金活動も行なっています。里親希望の方だけでなくネコ好きの方も大歓迎です」と話し、入場無料ではあるが運営費の寄付を募っている。

路地裏にあるサロン

サロンでは元気な子ネコからマイペースな老ネコまで、常時10数匹が新たな家族との出会いを待っている。猫じゃらしで子ネコを遊ばせていた区内在住の女性は「ネコと触れ合ったことがないのでサロンに来ました。ネコが飼育できるマンションに引越したので、いつか保護ネコを受け入れたい」と、子ネコの無邪気なしぐさに笑顔をみせた。

同会では昨年70匹を里親に引き渡したが、保護ネコを受け入れる際は、家族構成や相性などの審査があり、2週間のトライアル期間を設けている。矢嶋さんは「家族として迎え入れる気持ちがあるかどうかを重視しています。思い通りにいかないことがあっても、家族の一員として根気強く接してほしい」という。

現在、保護ネコを自宅であずかる「あずかりボランティア」や、サロンの平日(日中)ボランティアを募集中。詳細、問合せは公式サイトへ。

◎江東区門前仲町2-4-9 青木ビル3階 【江東ねこの会 公式サイト


※この記事はタウン誌「深川」267号に掲載したものです。