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飼い主のいない猫の里親探し
ボランティアが運営する「ねこの談話室」

江東区永代に「ねこの談話室」が昨年9月にオープン。ビル2階のドアを開けると目の前にあらわれたのは飛び出し防止の真っ白な柵、靴箱の上には入室料の代わりの募金箱も備えつけられている。塵ひとつ落ちていない清潔な部屋には猫が6匹。愛嬌たっぷりにすり寄ってくる子もいれば、突然の訪問者にも動じず丸まっている老猫もいて、流行りの「ねこカフェ」とはちょっと雰囲気は異なるが、猫好きにはたまらない空間だ。

室内でのんびりくつろぐ猫たち

運営しているのはボランティア団体「江東ねこの会」の皆さん。飼い主のいない猫とふれ合うためのサロンとして開設し、ここで里親探しを行なっている。

「猫を飼いたい人や猫好きの人が来てくれます。最近は飼い主が高齢化のため飼育できなくなるケースも多く、介護施設から猫の相談を受けることもあるんですよ」とは、同会代表のしらとり幸子さん。

「江東ねこの会」は江東区保健所の「飼い主のいない猫の適正飼養普及員会議」に参加した有志が平成28年に設立しメンバーは約20人。主に保護猫の里親探しの他、TNR活動を行なっている。

整理整頓された猫たちの部屋

TNRは野良猫を捕獲し不妊・去勢手術をして元の場所に戻す活動で、「地域猫」として地域やボランティアが管理することになっている。耳にある小さな切込みが地域猫の証で、区保健所では野良猫の数を減らすため手術費用を助成している他、地域住民とボランティア、行政が協力し、エサやりやトイレの管理を適切に行なうよう呼び掛けている。

都は殺処分ゼロを掲げているため保健所は猫の殺処分は行ないません。そのため猫の行き場がなくボランティアが支えている状態。ステイホームやリモートワークの影響なのか、近所に飼い主のいない子猫がいるという通報も増え、捕獲に走り回っている状況です」。

エサ代や治療費などは寄付金や助成金などで何とかやりくりしているが、しらとりさんが最も必要としているのは人材だ。「この活動はとにかく人の力が必要です。共に活動できる人がいれば、ぜひ声を掛けてほしい」とも訴えていた。

門前仲町「みなとや」で販売している猫のおせんべい「七福にゃんべい」他どうぶつ煎餅は、売上金の一部で江東ねこの会を支援している

◎江東区永代2―20―3 土日祝日のみ14時~18時
※問い合わせは江東ねこの会公式ホームページ【https://kotonekonokai.jimdofree.com/


※この記事はタウン誌「深川」261号に掲載したものです。

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