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地下鉄8号線延伸でまちはどう変わる?地域住民によるワークショップを開催

地下鉄8号線延伸計画について東京都と東京メトロは都市計画素案を作成。8月下旬に住民に向けて説明会を開催した。素案によると豊洲―住吉間約5.2㎞に枝川・東陽町・千石(駅名はいずれも仮称)の3駅が設けられる。

また、江東区は地域住民の意見を沿線地区のまちづくり構想策定に反映させたいと、住民参加型のワークショップを3回にわたって開催。芝浦工業大学の志村秀明教授ら学識経験者を講師に迎え、初日の7月23日(土)には公募で集まった50人がリアルやオンラインなどでワークショップに参加した。

ディスカッションを見学する山﨑孝明区長

参加者は3人の講師から、区内の駅周辺における人口変化や多摩都市モノレール延伸、埼玉高速鉄道線といった参考事例を聞いた後、駅ごとの5グループに分かれ、8号線延伸への思いなどを交えながら自己紹介を行なった。

その後、駅周辺の魅力や課題を話し合い、グループごとに発表も行なった。
新駅の千石周辺グループに参加していた千田町会長の浅野静雄さんは「町内にマンションが建っても最寄り駅が住吉駅だから、マンション名に住吉の名が付き残念に思っていた。千田は江戸時代に千田庄兵衛が開発した町で7月には宇迦八幡宮で慰霊祭も行なっている。8号線延伸をきっかけに町を盛り上げていきたい」と意気込んでいた。

区は3回のワークショップを通して各駅周辺の意見をとりまとめ、沿線全体で目指す姿について話し合い、まちづくり構想へつなげて行きたいとしている。

ワークショップの終盤には駅ごとに発表会も行なわれた

※この記事はタウン誌「深川」267号に掲載したものです。