令和4年8月9日(火)、富岡八幡宮(富岡1)で第73代横綱照ノ富士関の「横綱力士碑刻名奉告祭」が行なわれ、照ノ富士関と伊勢ヶ濱親方など関係者が出席した。
富岡八幡宮は大相撲の前身となる江戸勧進相撲発祥の地として知られ、横綱力士碑には初代明石志賀之助から歴代横綱のしこ名が並ぶ。明治33年、江戸時代最後の横綱・陣幕久五郎が中心となって建立したが、石碑の協賛者にも注目だ。伊藤博文、大隈重信、黒田清隆、渋沢栄一などそうそうたる名が連なる。
刻名式では、照ノ富士関自ら石碑にノミを入れ、しこ名を刻む最後の作業を行なった。なお、新型コロナウイルス感染拡大のため、横綱の土俵入りは行なわれなかった。
式典を終えた照ノ富士関は「歴代の横綱と肩を並べることができたと改めて感じた」と語り、秋場所に向けて「自分の相撲を貫いて頑張っていきたいと思う」と力強く語った。
※この記事はタウン誌「深川」267号に掲載したものです。