東京国立博物館と文化財活用センターが、尾形光琳直筆の重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」通称「冬木小袖」の本格修理を行なうため、個人や企業から寄附を募るファンドレイジング活動を始めた。
冬木小袖は尾形光琳が300年前にみずから筆をとり秋草の模様を描いた着物。京都から江戸に出た光琳が滞在していた深川の材木問屋・冬木家の夫人のために描いたことから冬木小袖と呼ばれている。
だが経年劣化が進み、汚れや糸の断裂などがみられることから、2020年度から約2年かけて本格修理をすることが決定。貴重な文化財を次世代に伝えるため、多くの人から寄附を募り、修理費用を集めることになったという。
目標額は1500万円で1口1,000円から。2022年6月まで募金を集め同年秋に修理完了予定。寄附への参加方法他、詳細はウェブサイトへ。https://cpcp.nich.go.jp/fuyuki/
※この記事はタウン誌「深川」253号に掲載したものです。料金やスケジュールなどは変更になる場合がございます。