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タウン誌 深川 2019年11-12月号 No.251

特集】江戸から続く力自慢「深川の力持」
江戸時代、堀や蔵に囲まれた深川佐賀町には、船荷の米俵などを人力で運ぶ荷役人が数多くいた。彼らは身ひとつで一俵60kgもある米俵をいくつも担いで運ぶため、100kg以上もある力石を担いだり差し上げたりすることで筋力を鍛え、力自慢を誇りとした。この余技として始まったのが、江東区無形民俗文化財でもある伝統芸能「深川の力持」。昭和31年には東京都指定無形民俗文化財となり、深川力持睦会によっていまも継承されている。「深川の力持」誕生の背景から戦後の復活、曲持ち(曲技)の数々、神社で見られる力石の解説まで、その歴史と魅力を探ってみよう。

発行日 2019年10月25日
仕 様 A5サイズ/64頁
定 価 ¥300+税

CONTENTS

【連載】深川日々の叙景 大西みつぐ「伝統、繋ぐ時」
江東区高橋で生まれた写真家・大西みつぐさんが写し出す深川の情景とエッセイ。

【連載】まちは人となり。ソーシャルデザイナー・グラフィックデザイナー 福島 治さん
「多様で個性的な障がい者アートの魅力と驚きを知ってほしい」

創刊からの本誌テーマをそのままタイトルに、まちを創り上げている人々をタウン誌ならではの視点で紹介。商業デザイナーからソーシャルデザイナーに転向し、障がい者アートや被災者支援など、世界中の様々な社会問題をデザインの力で問題解決する福島さんの登場です!

【連載】明日できること今日はせず「引っ越し」
【文・写真/石塚公昭】江東区在住の人形作家・石塚さんの何気ない日々のフォトエッセイ。

深川ゆかりの地を訪ねて 出流山満願寺参りへ
富岡八幡宮神輿総代連合会が栃木県出流山に毎年お参りに行くと聞き同行取材。なぜお参りに行くようになったのかを探ってみました。

【連載】銀の輔 街かどモノがたり「引退後は植木鉢になった千田の羽釜」
【文・写真/高野ひろし】路上ペンギン写真家&物書きの高野ひろしさんのエッセイ。ペンギンの「銀の輔」がまちの中に置き去りにされたモノ、忘れ去られたモノなどと出会い、交流するほのぼのエッセイです。高野ひろしホームページ/http://shiosenbe.boo.jp

【連載】こうとう江戸図絵ヒストリー
諸国名橋奇覧 葛飾北斎画「かめゐど天神たいこばし」
【文・久染健夫】江東区にまつわる浮世絵から当時の街の様子や歴史的背景などを中川船番所資料館・学芸員の久染さんが紐解きます。絵に隠された当時の歴史を分かりやすく解説。 中川船番所資料館ホームページ/https://www.kcf.or.jp/nakagawa/

【連載】沖山 潤の気ままに風景漫画
【イラスト・沖山潤】亀戸在住の風景漫画家・沖山さんが、まちの風景を漫画タッチで描きます。

メンバーズアラカルト/屋号物語〈三木青雲堂薬局〉/路地裏かわら版/イベントガイド/ことば探しクイズ/深川協賛会員ラインナップ/編集こぼれ話/深川協賛会員マップ