タウン誌「深川」が運営する東京深川の地域情報サイト

インドネシア小学生がバーチャルツアー
区内名所をリモートでめぐり日本文化を体験

自宅にいながらオンラインで世界中を旅するバーチャルツアーが人気だ。江東区内でも3月11日(金)、江東区英語ボランティアガイド協会(KEV)がインドネシアの小学生を対象に、オンラインのバーチャルツアーを開催。相撲や着物といった日本の文化や四季、富岡八幡宮やお祭り、砂町銀座商店街など区内名所の写真や動画を映しながら、英語で観光案内を行なった。

画面の向こうにいる子どもたちに手を振ったり笑顔で案内

参加したのはインドネシアの首都ジャカルタの西側タンジェランにあるシナールマス・ワールド・アカデミーの小学生ら10人。昨年11月に同校から日本の文化や食べ物を紹介してほしいと依頼を受け実現した。

子どもたちにとくに人気だったのは砂町銀座商店街。野菜、ケーキ、おでん、揚げ物などの商品やお店が次々と映し出され、たい焼きは作り方までくわしく動画で説明。「たい焼きが美味しそう」「私は寿司が好き」と、子どもたちは楽しそうに語っていた。

KEVは江東区文化センターの「英語ボランティアガイド養成講座」の修了生が12年前に結成し会員約40名。半数は通訳案内士の資格を持っているが、バーチャルツアーは初めて。ツアーの進行役を務めた中野東さんは「コロナが終息したらこのツアーを思い出して、家族揃って日本に来てくれたらうれしい」と、話していた。

バーチャルツアーを行なったKEVの皆さん

※この記事はタウン誌「深川」265号に掲載したものです。