8月25日(火)、山﨑孝明江東区長が記者会見で新型コロナウイルス感染症への対応について語った。
江東区内の感染者数は6月17人、7月195人、8月246人(8/23現在)と増加しており、そのうち約半数が経路不明。20~30代が半数を占めている。高齢者の他、保育園や高齢者施設従事者が感染するケースも出始めている状況だ。
江東区ではPCRセンターを週4日開設し、濃厚接触者は症状がない場合でも全員にPCR検査を実施。現在は唾液での検査を行なっている。
山﨑区長は「早期発見のために迅速な検査が必要。区職員や区関連施設の職員は接触確認アプリCOCOAのインストールに大々的に取り組んでいる。ぜひ区民のみなさんもアプリをインストールしてもらいたい」と呼び掛けた。
厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA」は、新型コロナ陽性者と接触したら教えてくれるアプリのこと。8月31日現在インストール数は1567万件、陽性登録件数は517件となっている。江東区では「COCOA」で陽性者との接触通知があった場合、区保健所に連絡すれば無料で検査が受けられる。
また、区民に給付金を支給している自治体もあるが、山﨑区長は「5年、10年先のことまで財政運営を考える必要がある。給付については慎重に考えたい」と述べた。