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江東西税務署で初の一日税務署長

一日税務署長をりっぱに務めた中村さんと関係者の皆さん

江東西税務署(江東区猿江2)で昨年12月18日(水)、江東区立深川第三中学校3年生の中村華さんが一日税務署長を務めた。中村さんは今年度の中学生「税についての作文」コンクールにおいて、江東西税務署で1168編の中からみごと東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞を受賞。その記念と納税道義の向上を広くPRするため、江東西税務署では初めてとなる一日税務署長に就任した。

小原豊稔署長から委任状を受け取った中村さんは、税務署長の椅子に座ると「署長の椅子はとてもふかふかで仕事がはかどりそう」と笑顔で語り、書類に署長印を押す仕事を体験した。

また、作文コンクールの共催団体でもある江東西納税貯蓄組合連合会の役員と名刺交換を行なった後、推敲を重ねて書き上げたという受賞作を、職員や関係者約50人の前で朗読。中村さんは税金が何に使われているか知らなかったが、昨年他界した曾祖母の治療や介護は税金や保険料などの助けがあったからだとし、税金は人が生きる手助けをするものだと気づいたという。「消費税が10%に上がって不満も多いと思いますが、生活が豊かになることを実感してほしいと思います」と呼び掛けた。


※この記事はタウン誌「深川」253号に掲載したものです。