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【ギャラリーA4】20年の歩みを振り返る、ギャラリーエークワッドの記念展

今年9月に20周年を迎えた江東区新砂の「ギャラリーエークワッド」が、11月14日(金)〜12月4日(木)に記念展を開催。過去の展覧会パンフレットや映像で歩みをたどる「ギャラリーエークワッド 20年の歩み」と、同ギャラリーと関係の深いフィンランドから、伝統装飾ヒンメリの作家であるエイヤ・コスキの作品展「フィンランドからのメッセージ」を同時に楽しめる内容だ。

ギャラリーエークワッド20年の活動から

ギャラリーは竹中工務店東京本店の1階エントランスホールにあり、同社の新社屋完成の翌年2005年に、開かれた文化施設としてオープン。建築文化を発信する拠点として親しまれてきた。

竹中工務店東京本店1階にあるギャラリー

館長の岡部三知代さんは「これまで開催した全135回の展覧会をまとめた記念誌をアーカイブ展で配布予定。専門家だけでなく、どんな人でも楽しめる展示を今後も行なって行きたい」と話す。オープン当初からギャラリー運営と企画に関わり、昨年からは館長として活躍する岡部さんにとって、特に思い出深い展示は「トーヴェ・ヤンソンの夏の家」。ムーミンの作者として知られるトーヴェ・ヤンソンの世界に触れたことが、北欧文化を展覧会の企画として、積極的に取り上げるきっかけになったという。

館長の岡部三知代さん

コロナ禍も大きな転機となり、現在はより身近な暮らしや生活をテーマに企画を展開。「来年以降は周年記念として大きな展覧会も計画中。人はどうやって希望を持ち生き続けられるか、利他的な視点を取り入れた展示にも挑戦していきたい」。

11月14日(金)〜12月4日(木)

ギャラリーエークワッド 20年の歩み
【同時開催】エイヤ・コスキ フィンランドからのメッセージ

全135回にわたる過去の展覧会のパンフレットや映像アーカイブなどを展示。木下直之(静岡県立美術館館長)と岡部三知代(ギャラリーエークワッド館長)の対談映像ではエークワッドの展覧会の裏側にも迫る。来場者に記念パンフレットをプレゼント。フィンランドの伝統装飾ヒンメリ作家のエイヤ・コスキより20周年を祝うヒンメリも届く。

ギャラリー エー クワッド(竹中工務店東京本店1階) TEL.03-6660-6011【公式サイト
開館10:00〜18:00(土曜・最終日17:00迄)
休館日/日曜・祝日 入場無料


※この記事はタウン誌「深川」286号に掲載したものです。