古石場文化センターで活動している自主グループ「自由に描くパステル画教室」の皆さんが、8月25日から5日間、江東区富岡のギャラリー百福で、深川をテーマにしたパステル画展を開催した。大横川、古石場川親水公園、木場公園など、四季折々の風景を色鮮やかに、やさしいタッチで描いている。
「深川には絵になる場所がたくさんありますよ」とは、グループの責任者で牡丹二・三丁目の町会長でもある伊藤公雄さん(84)。定年後の65歳から絵を描きはじめて20年。伊藤さんのこだわりは、風景画に必ず人物を描き入れること。そうすることで絵に動きが出るという。
画材のパステルは粉末の顔料を棒状に固めたもので、指でぼかして濃淡をつけながら描けるのが特徴。ふんわりとしたパステル調から、油絵のような重厚感のある絵まで手軽に描くことができ、伊藤さんも「そこが一番の魅力」と語る。
現在、10人のメンバーが毎週金曜日に古石場文化センターで活動。年間9〜10作品を制作し、3月には同センターの成果展にも出品しているそう。興味のある方は古石場文化センターサイトへ。
※この記事はタウン誌「深川」268号に掲載したものです。