芭蕉記念館(江東区常盤1)で9月13日(金)〜12月15日(日)に開催する「旅の詩人・芭蕉〜野ざらしを心に〜」の企画展で、風景漫画家・沖山潤さんが描いた芭蕉漫画「野ざらし紀行」の原画43点が展示される。
芭蕉が蕉風開眼のきっかけとなったとされる『野ざらし紀行』の旅に出かけて今年で340年。これを記念して沖山さんの原画をはじめ、深川から始まる芭蕉の俳諧紀行の足跡、そこから生まれた俳句・俳文作品などを紹介する。
原画は11年前に制作。『野ざらし紀行』で詠まれた43句を、芭蕉のイラストを添えて描いた。沖山さんは『奥の細道』も50作品描いていて、一部は海辺橋たもとの仙台堀川沿いの遊歩道に展示されている。
「資料がない中での制作だったので、俳句を詠んだ地を背景として描いたものや、俳句の意味を描いている作品もあります」とは沖山さん。芭蕉漫画をたどりながら『野ざらし紀行』の旅に出かけてみませんか。
◎芭蕉記念館/江東区常盤1-6-3 TEL.03-3631-1448 【芭蕉記念館サイト】
※9時〜17時開館、第2・4月曜(祝日の場合は翌日)休館、大人200円・小中高校生50円
※この記事はタウン誌「深川」279号に掲載したものです。