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誰もが楽しめるユニバーサルシアター、冬木町に期間限定でオープン!

撮影スタジオを使ったユニバーサルシアターは30席。自社ビル1階には地域のコミュニティカフェもある

目の不自由な人や車いすの人、乳幼児の赤ちゃんまで、障がいのあるなしを問わず誰もが楽しめるユニバーサルシアター『もんなか がっちゃんず シアター』が、江東区冬木に期間限定でオープン。12月末まで月3回日曜日に上映する。チケット一般1,000円、小学生以下500円、未就学児・ヘルパーパス無料。

1階は地域に開かれたカフェ

運営するのは広告代理店(株)ガットの社長・山崎竜二さん(50)。自社の撮影スタジオの白い壁をスクリーンに、アウトドア用のイスなどを並べた手づくりの映画館だ。

山崎竜二さん

「身近な人が喜び、社会が少しでも良い方向に動くならと、自分のできる範囲でやってみようと始めました」とは山崎さん。

7月30日にはプレ上映会を開催。山崎さんも参加している江東区から共生共創社会をめざす「NPОでぃぐらぶ」のメンバーが応援に駆け付けた他、約30人が参加。映画館を始めるきっかけにもなった、北区田端にある国内初のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」を舞台にした作品『こころの通訳者たち What a Wonderful world』を、音声ガイド付きで上映。同映画館の支配人・平塚千穂子さんのトークショーも開催された。

訪れた人の中にはユニバーサルシアターを知らなかった人も多く、山崎さんの活動に期待を寄せる声は大きかった。

今後は1日に3作品上映。午前中はユニバーサル作品、午後は親子で芝生の上で寝転びながら鑑賞できる子ども向け作品、夕方は未来の映画界を目指すクリエイターなどの作品を上映予定。「いろいろな人に喜んでいただけるスペースとサービスを提供していきたい」と山崎さんは話している。上映スケジュールは公式インスタグラムを参照。

◎もんなか がっちゃん’s シアター(江東区冬木21-21)<公式インスタグラム


※この記事はタウン誌「深川」273号に掲載したものです。