実業家・渋沢栄一は、明治9年から12年間、深川福住町(現・永代2)に邸宅を構え、その後は旧深川区の区会議員なども務めた、江東区とのゆかりが深い人物。令和6年には新一万円札の顔となることから、区内では1年を通じて様々なイベントが目白押しだ。
2023年の2月上旬は、邸宅跡、富岡八幡宮、深川公園、福住稲荷神社など、栄一ゆかりの地10カ所に説明板が設置された。
説明板には様々な工夫が施され、QRコードをスマートフォンで読み取ると、画像付きの音声解説が楽しめる。また、邸宅跡(永代2-37)と浅野工場(清澄1-2-8)の2カ所では、明治時代当時の景色が360度の3D画像でよみがえる。大島川西支川沿いの倉庫や家並みがリアルで、臨場感もたっぷり。
区内文化センターなど区関連施設で配布中の「江東区×渋沢栄一まちあるきМAP」には、説明板の設置場所を含め28カ所のゆかりの地を掲載。モデルコースなども紹介されているので、マップ片手に歩いてみよう。
また、古石場文化センター(古石場2)では「渋沢栄一と江東」展を3月4日(土)〜14日(火)に1階展示ロビーで開催。江東区との関わりや、栄一が創業した澁澤倉庫を紹介する。
江東区内の渋沢栄一ゆかりの地説明板一覧【江東区公式サイト】
※この記事はタウン誌「深川」270号に掲載したものです。