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屋形船で江戸旅行を体験!
今春から屋形船でARツアー開始

隅田川やお台場の風景に江戸が現れる!

AR(拡張現実)技術を使って、屋形船から江戸時代の水辺の風景を満喫。そんな日本の伝統文化と最新技術を融合させた、新しいエンターテインメントが今春からスタートする。

屋形船の窓から、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットをかざせば、隅田川にはいく艘もの屋形船やウロ船(物売り船)が並走。両国橋には江戸っ子たちが行き交い、大輪の花火が空を染める。現実と仮想がミックスしたリアルな風景が映し出され、まるで江戸時代にタイムスリップしたような気分にさせてくれる。

アプリを制作したのは、東京湾の船宿36店が加盟する屋形船東京都協同組合。屋形船業界は新型コロナウイルスで大きなダメージを受けているが、江戸文化を通してかけがえのない日常や非日常感を多くの人に楽しんでもらいたいと、昨年7月からAR事業に取り組んできた。

たくさんの花火が打ち上がり、隅田川の花火が体験できる

ARが映し出されるポイントは、お台場から隅田川までの13カ所。なかでも圧巻は「ヒュ~ン、ヒュ~ン」と音を響かせながら、広い空に映し出される花火。また、アプリには水中で泳ぐウナギやボラなどをキャッチするゲーム要素も盛り込んだ。

組合に加盟する深川冨士見(江東区古石場2)の石嶋広士さんは「運用が始まったら屋形船のお客様にご案内していく予定です。誰もが知る有名なゲームを作った会社が開発したので、本格的で臨場感のある江戸の風景を楽しんでほしい」と話している。

【問】屋形船東京都協同組合 TEL.03-5825-5526 
【公式サイト】https://www.yakatabune-kumiai.jp/


※この記事はタウン誌「深川」264号に掲載したものです。