今日はじめて会った人たちと、おいしいコーヒーをいただきながら、お寺の本堂で和やかにおしゃべり。江東区千田にある「光明寺」は、毎週木曜日14時~17時の3時間だけカフェがオープン。住職自ら豆から挽くコーヒーは一杯100円。お茶は無料。こだわりの豆は、石川県七尾市にいる友人の僧侶が焙煎する「たけわら珈琲豆店」から、毎月取り寄せています。
「コーヒーを飲みながら、ちょっとおしゃべりをすることで気分が前向きになると良いなと思って」とは、住職の小林尚樹さん(53)。
小林さんは「地域のコミュニティの場として寺を開きたい」と、これまで「写教」やヨガ、終活セミナー、声と声帯を鍛えるボイスサイズなど、さまざまな催しをお寺で行なっています。
そんななか、コロナの影響で家にこもりっきり、ずっと誰とも話せていないという声を聞き「居場所づくり」として、2021年1月21日から感染対策をしながらカフェを始めたそうです。
やってくるのはご近所さんや偶然通りがかった人などいろいろ。この日初めて訪れたという男性は「最近、近所に引っ越してきました。コーヒーがとてもおいしかったです」と話し、居合わせた人たちとご近所の情報交換を楽しんでいました。
また、カフェの日は2階の客間をコワーキングスペースとして開放。フリーWiFiも完備し、1回200円、学生と20歳以下は無料で、仕事や読書などに利用できます。
小林さんは「カフェもコワーキングスペースもまだ利用者は少ないですが、いずれ人が来れるようになるまで続けることが大事。それまでは練習期間、バリスタ修業ですね」と、笑顔で話していました。
◎『光明寺』江東区千田9-7 TEL.03-3644-3043
開催日は変更となる場合もあります。詳しくはHPでご確認ください。
【光明寺公式サイト】http://koumyouji-fukagawa.or.jp/