清澄白河エリアはコロナ禍にあっても元気なまち。個性豊かなカフェやパン屋さんなどが、ぞくぞくと誕生しています。「かかし」で有名な深川資料館通りにも、おしゃれなベトナム料理屋さんや皮製品のお店が開店していました。
そんな清澄白河エリアで長年愛されているのが蕎麦料理『長寿庵蕎匠』です。創業60余年、『蕎匠(きょうしょう)』は、近くのお寺のご住職が名づけてくださったのだとか。ご主人がつくる「そばがき」や「そば寿司」といった蕎麦料理は、その名の通り匠の技。お酒のあてとしてもおすすめですよ!
そろそろ新そばの季節ですよね。秋の夜長は蕎麦に決まり!
こちらは「三昧そば」1500円。国産そば粉100%を使用したツルッとのどごし良い蕎麦が、小さなお椀で3種類楽しめます。
左から「とろろ」「海老と野菜の天ぷら」「おろし大根」です。蕎麦との相性もぴったりな黄金トリオ!どれからいただこうか迷っちゃいますが、最後はさっぱりとしめたいので左から右の順番でいただきました。天ぷらはサクッと、おろし大根はピリッとした辛味が口のなかに広がります。意外とボリュームもあるんです。
10月初旬からは心待ちにしているファンも多い「かきそば」1600円も登場!広島地御前(じごぜん)直送の牡蠣がたっぷり。大粒の牡蠣がふっくらとしていて、この季節はこればかり食べてしまいます。
このお店は「かわりそば」も名物で、今はさっぱりといただける「しそ切り」ですが、9月下旬からは重陽の節句にあわせて菊の花びらを蕎麦に打ち込んだ「菊切り」が登場します。
でも『長寿庵蕎匠』の一番の名物といったら設楽さん母娘の笑顔と、おかみさんの「いらっしゃいませ~」の元気な声!おいしい蕎麦とおかみさんの声に、店を出る頃には「よーし、午後も頑張るぞ!」と、いつも気合いが入ります。
◎長寿庵蕎匠 江東区平野 1-7-2 TEL.03-3642-7559
11時30分~14時30分 17時30分~21時
※生そば、天ぷら、丼物メニューのテイクアウトあり。