最近は夏越の大祓を含めた期間を「夏詣」と称する神社も増え、期間限定の御朱印を授けてくれる。さあ、夏のお参りへ!
夏越の大祓とは
多くの神社で6月と12月に行なわれているのが大祓(おおはらえ)で、その年々の節目に行なわれる大切な神事。6月30日は夏越の大祓といい、大祓詞を唱えながら人形を用いて穢れを祓う。また、無病息災を祈るため、境内に茅の輪を立てる神社もある。
深 川 神 明 宮
茅の輪は江戸川の河口で刈り取った茅を使用して、神明幼稚園の父親有志が中心の「茅の輪睦」がつくっている。深川神明宮(森下1)TEL.03-3631-5548
富 岡 八 幡 宮
神職が手づくりする茅の輪は、前日の29日に設置。大祓の神事は6月30日、15時より。玄関に飾る茅の輪守りの授与は6/15〜7/15。富岡八幡宮(富岡1)TEL.03-3642-1315
猿 江 神 社
茅の輪は設置しないが、大祓の申込みで茅の輪守りを授与。また6月~7月は夏詣の限定御朱印を授与してくれる。猿江神社(猿江2)TEL.03-3631-2516
無病息災を願う「夏越ごはん」
夏越の大祓に合わせて食べる行事食で、蘇民将来が素戔嗚尊を「粟飯」でもてなしたという伝承に由来。
八幡様鳥居横の『萬寿庵』で提供している夏越ごはんは雑穀ごはんの上に茅の輪をイメージした丸い形の夏野菜かき揚げ丼と夏野菜たっぷりのカレーの2種類。どちらもとろろせいろ(うどん)付きで1650円。7月15日まで。
◎萬寿庵(富岡1)TEL.03-6458-8248
※この記事はタウン誌「深川」266号に掲載したものです。