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【新会員ご紹介】高野山真言宗 大栄山「永代寺」

寛永元年(1624)永代島に創建した高野山真言宗の寺院。江戸時代は富岡八幡宮の別当寺で周辺は門前町として大いに栄えた。また、江戸六地蔵や美しい林泉庭園があり、歌川広重『深川八まん山ひらき』にも描かれた江戸名所でもあった。

その後、明治時代の神仏分離令で永代寺は廃寺となるが、明治29年に永代寺塔頭の吉祥院が永代寺を継承した。

現在は地元育ちの前田友義住職が寺を守り、檀信徒の皆さんが寺を支える。御府内八十八ヶ所霊場68番札所で、6月15日の「弘法大師降誕会」では四国八十八ヶ所霊場お砂踏みが盛大に行なわれている。

境内には永代寺歴代住持墓(江東区登録文化財)などの史跡や東京大空襲の供養塔もあり、毎年3月10日は木場木遣保存会が木遣念仏も行なっている。

戦災供養の観音様

毎年秋口には恒例の参拝旅行を開催。今年は10月25日(土)〜27日(月)、高野山の宿坊「龍泉院」に宿泊し金剛峯寺、奥之院を参拝する他、熊野本宮大社や那智勝浦をめぐる。どなたでも参加可(詳細はコチラ)。

高野山真言宗 大栄山 永代寺 江東区富岡1-15-1 TEL.070-4817-4064


※この記事はタウン誌「深川」284号に掲載したものです。価格などは変更になる場合があります。