タウン誌「深川」が運営する東京深川の地域情報サイト

謎多き女絵師・葛飾応為を落語で語る、林家あんこさんが『北斎の女』を公演 10/19(土)

落語家の林家あんこさんが10月19日(土)深川江戸資料館で「第二回『北斎の娘』を聴く会」を開く。

あんこさんは「落語だけでなく浮世絵や北斎ファンにも来ていただきたい。気楽に聴いてもらえたらうれしい」と呼びかけている。

自作落語『北斎の娘』は全三部作で、葛飾北斎の三女で謎多き女絵師・応為(おうい)の半生を描いたもの。初演は昨年6月にすみだトリフォニーホール小ホールで好評を博した。今回の再演では噺に改良を加えたほか、三味線、琴、尺八と幅広く演奏する音曲師の桂小すみさんも出演する。

林家あんこさん

あんこさんは墨田区出身で父は二代林家時蔵さん。二世初の女性落語家として活躍している一方、「すみだ親善大使」としても活動。北斎は墨田区とゆかりが深く、応為の代表作『吉原格子先之図』と出合ったことで『北斎の娘』は誕生したという。

「応為は北斎のアシスタントとして過ごし、残した作品や資料が少ない謎の多い女性。画力はあるのにあまり知られておらず、二世同士なら寄り添えるところがあるのではないかと思い、新作落語として仕立て上げました」。

あんこさんの落語を通して、応為の人物像に思いをめぐらせてみてはいかが?

◎チケットは[チケットぴあ]P527-154 【チケットぴあサイト
 19時開演、全席指定2,500円(当日2,800円)
 問合せ先/林家あんこ事務局:070-9027-1537

【場所】深川江戸資料館 江東区白河1-3-28 TEL.03-3630-8625【公式サイト


※この記事はタウン誌「深川」279号に掲載したものです。